自分で体を支持できるようになるための握り手です
原案 養護学校教員 太田さん
1.車いすのテーブルなどに直接ビスで取付け,ボールジョイントでグリップの角度を調整するものです
2.グリップを手の角度に合わせ手と肘で体を支えるように使います
グリップ径 31ミリと25ミリの2種類
グリップ長さ120ミリ
重量 380g
色 31ミリ仕様は 青,赤の2色
色 25ミリ仕様は 白,黒の2色
オープン価格
1.車いすのテーブルなどに取付け取り外しができ,ボールジョイントでグリップの角度を調整するものです
2.グリップを手の角度に合わせ手と肘で体を支えるように使います
テーブル厚さ 32mm以下と25mmから50mmまでの2種類あります(選択ください)
グリップ径 31ミリと25ミリの2種類
グリップ長さ120ミリ
重量 720g
色 31ミリ仕様は 青,赤の2色
色 25ミリ仕様は 白,黒の2色
オープン価格
この製品は養護学校教員太田さんのご提案をうけて開発し
生徒さんの車椅子テーブルに実際に取付けしたものです
症状は脳性麻痺でアテトーゼが強く,これまでは両手をベルトで固定していました
先生は手の具合に合わせて角度が調整できる取っ手が欲しい
それがあれば自分で出来ることが増えるのでは,というご提案でした
固定ベルトをはずし,ぐりグリップをセットしますと
自分の意志で上体を起こせるようになり活発になりはじめたのです
心と体にも余裕が出て,家での歩行練習では自分から"歩く"と宣言するまでになりました
また介助者との食事では約1時間半かかっていたが半分で食べれるようになったのです
自分で出来ることが増えて行く こんなうれしいことはないのではないでしょうか
大きな可能性をこの道具で引き出してあげてはいかがでしょうか
もう一人の生徒Tさんは,45度傾いた細い握り手を使っていて
その先端を親指,人差し指,中指でつかんでいました
(この3本指では腕や肩が非常に疲れる)
この握り手が壊れたのを機会に,彼はY君のと同じのが欲しい
と宣言し(Y君とは上記生徒さん)ぐりグリップに交換することになった訳です
当初担任の先生からは細いグリップでないと握れない,ぐりグリップだと太すぎる
とのご指摘がありましたが
本人の強い強い希望が叶えられ,ニッコニコの笑顔で彼はぐりグリップ白色を選んだのでした
交換してみますと,まず角度が45度ではなく水平より少し上向きが最適と判明しました
その時点で心配していた太さの問題は解決してしまいました
なぜなら握り方が大きく変わり,親指,人差し指,中指でつかんでいたのが
小指,薬指,中指の3本で握ることが出来るようになったからです
腕のこわばりや疲れも減少し始め良い面が出始めています
動作する時に力を入れても握りが太いことで手に当たる面積が
大きいくて手の痛みが少なくしっかりと腕で踏ん張れるのです
グリップの材質も大きく貢献していて,小さな握力の手でも
しっとりとしたゴムの摩擦が助けてくれます
これまで食事では介助者が頻繁に,うつむいた彼の顔を上げなくてはならなかったが
今ではしっかりと前を向き食事をすることが出来るようになったのです
担任の先生の感想は"そういえば去年まではT君の頭ばかり見ていたが
今は目をみて話ができるようになった"とのことです
自分で姿勢を上手く支持できることで,今まで出来なかったことが出来
新たな世界が広がりはじめるのです
小さな道具ですが大きな可能性を導き出す力を持っているのです
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